ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年11月20日_記事番号:T00053943
バイク大手、三陽工業(SYM)で泥沼化していた創業者の黄氏、張氏一族による経営権争いは、19日に開かれた臨時株主総会で、黄世恵・名誉董事長系の董事2人、監察人1人の計3人が解任され、黄氏一族は経営への影響力を失った。20日付自由時報が伝えた。
張董事長(中)は「今後は本業に集中し、早い段階で黒字化を目指す」と語った(19日=中央社)
同社の経営権は今年6月の定時株主総会で、初代総経理、張国安氏の息子で豊群企業グループ董事長の張宏嘉氏が主導する勢力が掌握している。その後、9月の董事会で、「一部の董事、監察人が会社の正常な運営を妨害している」として、3人の解任が提案され、今回の臨時株主総会で出席株主の9割以上の賛成で解任が決まった。
また、5,000万台湾元(約1億9,000万円)以上の資産処分時には董事全員の同意が必要だとする規定を定款から削除することも決めた。
張宏嘉董事長は「新経営陣はわずか4カ月余りで数多くの改革を行った。過去に大株主が高額な報酬で不当に顧問を雇ったり、大株主が経営する部品メーカーに独占的に納品させたりしていたことが判明した」と述べ、今後は家族経営からの脱却を目指す考えを示した。
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