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選挙前最後の週末、台北市で大型イベント


ニュース 政治 作成日:2014年11月24日_記事番号:T00053980

選挙前最後の週末、台北市で大型イベント

 統一地方選挙前の最後の週末となった22日と23日は台湾全土各地で候補者たちが大型イベントなどを通じて有権者に支持を訴えた。


柯文哲候補のイベントにはサンバの格好をしたグループも参加し、人目を引いた(23日=中央社)

 台北市では23日、若者に人気の高い柯文哲候補(無所属)が、中正紀念堂から市政府前まで行進するイベントを開催した。陣営によると一切動員をかけなかったにもかかわらずインターネットの呼び掛けだけで約20万人が参加した。台北市警察局の推計では参加者は9万6,000人。

 同イベントでは「市民が主役」を打ち出し、柯候補の肖像写真も候補者番号も掲げず、参加者は「Hug for Taipei」と書かれた色とりどりの旗を持って行進した。柯候補は演説で「台湾の政治文化を変えよう。市民を青と緑、統一と独立、国民と皇民に隔ててきた目に見えない高い壁を愛と抱擁で倒そう」と訴えた。

 一方、国民党の連勝文候補も前日の22日、台北市政府前から総統府前の凱達格蘭大道まで行進後、大型集会を開き、企業や組織の動員を中心に国民党支持層2万人以上が参加した。集会では郝龍斌市長が苦戦していることを率直に認め、票の掘り起こしに力を入れるよう参加者に訴えた。連候補は、悪質な手段で攻撃され、インターネットでいじめに遭っており、妻も脅迫を受けたと語り、涙で言葉に詰まる場面もあった。そして「決して希望を捨てない」と当選への意気込みを語った。