ニュース 商業・サービス 作成日:2014年11月24日_記事番号:T00053990
台中市の新たなランドマークとなるオペラハウス、台中国家歌劇院(西屯区)が23日供用を開始し、満員の観客が見守る中、こけら落とし公演として台湾伝統劇、歌仔戯(ゴアヒ)の有名劇団「明華園」による「猫神」が上演された。24日付聯合報が報じた。
オープン目前の21日夜には、建物などに映像を投影するプロジェクションマッピングが行われ、大勢の観客が詰め掛けた(21日=中央社)
台中国家歌劇院は地下2階、地上6階建てで、「大型劇院」(2,014席)、「中型劇場」(800席)、「小型実験劇場(200席)」の他、飲食スペースおよび空中庭園を備える。
設計は日本の建築家、伊東豊雄氏が担当。太古の人類が使用した「洞窟」をコンセプトに、建物内部には直線の壁はなく、全て曲面で囲まれた空間が連なる独特の設計となったため、施工の難易度が高く、当初は工事の引き受け手が見つからなかったという。
そんな中、台中市政府は地元建設会社の麗明営造に工事を打診。同社の呉春山董事長によると、当初はすぐに承諾することはできず、占いの結果で引き受けることを決意。着工後も数々の困難に直面したが「台中のランドマークは台中人の手で作るべき」との強い意志で完成にこぎ着けた。
この日、「猫神」を観劇した観客からはその設計の素晴らしさの他、音響性能の高さに称賛が上がり、「米国のブロードウェーよりも優れている」との声も聞かれた。
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