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機械設備の14年輸出額、元安で8%増も


ニュース 機械 作成日:2014年11月25日_記事番号:T00054021

機械設備の14年輸出額、元安で8%増も

 台湾区機器工業同業公会(TAMI)の統計によると、機械設備の1~10月輸出額は172億4,400万米ドルで前年同期比6.3%増だった。業界関係者は、通年では前年比6~7%増の見通しだが、台湾元安が続けば8%増もあり得ると予測した。25日付工商時報が報じた。

 一方、TAMIは現在1米ドル=30.5台湾元前後まで元安が進んだものの、2007年からでは8.6%の元高で、10.6%ウォン安の韓国、35%円安の日本と比べ、台湾の国際競争力が落ちていると指摘。企業は1米ドル=32元まで下がらないと、競争力がないと訴えている。

 TAMIは業界が直面している問題として、韓国メーカーが自由貿易協定(FTA)で競争力を付け、日本メーカーが円安でミドル~ハイエンド製品を値下げしていることに加え、中国メーカーとの価格差が大きいことを挙げた。

 台湾区工具機零組件工業同業公会(TMBA)の黄建中秘書長は、来年は第1~2四半期まで受注見通しが立っているが、不確定要素が多く、年産額は良くても今年と同水準と予測した。