米国のブラックフライデー（感謝祭翌日の金曜日、今年は11月28日）から始まるクリスマス商戦で、宏碁（エイサー）、華碩電脳（ＡＳＵＳ）は20～25％もの大幅値下げを行う。25日付蘋果日報が報じた。
大手ブランドの値下げは、グーグルのＯＳ（基本ソフト）「クロームＯＳ」搭載ノートパソコン「クロームブック」や７インチのアンドロイドＯＳ搭載タブレット端末が中心で、中国のホワイトボックス（中国語・白牌。ノーブランド、無名ブランド）に迫るほど安くなる。
エイサーの製品は通販サイト、アマゾン・ドット・コムで、11.6インチのクロームブック「Ｃ270」が179米ドル。11.6インチの旧型機種は家電量販店、ベストバイで25％引きの149米ドルと、最安値を更新した。
ＡＳＵＳの製品はアマゾンで、13インチの最新クロームブックが20％引きの199米ドル。７インチのタブレット端末「MeMO Pad 7（ミーモパッドセブン）・ME170CX」は79米ドルまで下がる。在庫一掃が目的のようだ。
電子時報系のデジタイムズ研究センターは、低価格ノートＰＣ、大型スマートフォンに押され、来年タブレット端末は７インチ機種が５割以下となり、10インチ機種が増えるものの、全体の市場規模は前年比１割縮小すると予測した。
