ニュース
社会
作成日:2008年2月12日_記事番号:T00005404
春節は温泉大人気、入浴中の急死も
春節の6連休中、雨と低温が続いた北部では、本来なら賑わうはずの行楽地やテーマパークはさっぱり。逆に温泉は大入り満員となり、台北県金山など温泉郷では、旧暦の元旦に当たる7日から大勢の客が押し寄せ、温泉業者はホクホク顔だった。
しかし、新年早々温泉で急死するという不幸な事件も発生している。
南部在住の蔡さん(75歳、女性)は、9日午後10時ごろ、台北県在住の妹2人と台北市北投の「川湯温泉」にやってきた。蔡さんは15分ほど入浴して休憩しようと立ち上がったところ目まいに襲われ、すぐに救急車で病院へ。しかし手当ての甲斐もなく、翌朝8時に帰らぬ人となってしまった。蔡さんは普段から体は丈夫で持病もないことから、急な温度変化で心臓に大きな負担がかかったとみられている。
台北県烏来郷の「万佳温泉会館」では9日夜、常連客の陳さん(53歳、男性)が急死しているのが発見された。館内を巡回していた同会館の経理が、男湯の寝椅子に横たわっている陳さんを見つけて近づいたところ、なんと呼吸が止まっていたという。陳さんは高血圧だったことから、心筋梗塞を起こしたのではないかとみられている。
台湾は温泉の宝庫で、近年ちょっとした温泉ブームが広がっている。しかし、正しい温泉の入り方を知らない人が多いのも事実。入浴前のかけ湯や入浴時の適度な休憩、入浴後の水分補給も大切だ。寒い冬に温泉に入り体を温めるのは気持ちがよいが、命を落としてしまっては元も子もない。