ニュース 農林水産 作成日:2014年11月27日_記事番号:T00054058
中華民国全国漁会(漁業協同組合)は26日、1~11月の石斑魚(ハタ)の生産額が76億1,000万台湾元(約290億円)と2009年通年比で倍増したと発表した。同年より行政院がハタの生産額倍増計画を掲げ、中国市場開拓を進めた結果で、1年前倒しで目標を達成した。27日付工商時報が報じた。
台湾には従来から高度なハタ繁殖技術や優れた養殖環境を有していたが、輸出先が限られていたため生産額が頭打ちとなっていた。しかし、10年に中台間で海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)を発効後、ハタの中国輸出にゼロ関税が適用されたことで出荷先を確保でき、生産額の大幅増につながった。
ゼロ関税適用後、ハタの養殖面積は2,000ヘクタール以上増加、年生産量は現在2万トンまで拡大している。なお、中国・香港への1~10月の輸出量は1万5,316トン(09年比268%増)、輸出額は50億2,000万元(259%増)。
なお、サンマの中国輸出にもゼロ関税が適用されており、業界の今年の生産量は21万トンを突破する見通しだ。同生産量は昨年初めて日本を抜いて世界首位に立ったが、今年も維持する見通しだ。
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