ニュース 政治 作成日:2014年11月27日_記事番号:T00054071
現職の郝龍斌台北市長の父親である郝柏村元行政院長が先週、台北市長選に無所属で出馬した柯文哲候補の祖父と李登輝元総統について「彼らは(日本統治時代の)台湾皇民で、特権階級だった」と語ったことを受け、李元総統は26日、「私だけでなく全ての台湾人の怒りを買った。不謹慎極まりない発言だ」と批判した。27日付自由時報が報じた。
李元総統(中)は高齢ながらも台湾団結聯盟(台聯)の各県市議員候補者の支援に奔走している(中央社)
李元総統は、「郝氏はなぜ今になってこんなことを言うのか。台湾人は過去400年にわたって6つの外来政権に統治されてきたため、これまでアイデンティティー意識を持てなかった。しかし今は違う」と述べ、郝氏の発言に不快感を示した。
なお、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の張志軍主任が先日、柯候補が当選した場合には「1992年の共通認識(92共識)に賛同してほしい」と述べ、柯候補が「92共識の内容は何か」と切り返したことについて、李元総統は「92共識は存在しない。台湾と中国は国と国との関係だ」と従来の主張を繰り返した。
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