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エピスター、青色LED稼働率5割以下も


ニュース 電子 作成日:2014年11月27日_記事番号:T00054074

エピスター、青色LED稼働率5割以下も

 発光ダイオード(LED)チップ最大手、晶元光電(エピスター)は、非需要期で青色LEDの設備稼働率が10月に5割、11月に5割以下、12月はさらに下がると予想を示した。ただ、高輝度4元LEDはフル稼働で、来年の春節(旧正月)後に成長軌道を取り戻すと予測した。27日付電子時報が報じた。

 エピスターは今年MOCVD(有機金属気相成長法)装置を30台購入したが、中国LEDメーカーも今後2年で200台以上増やす見通しで、中国政府の補助を受けながら勢力を拡大している。

 業界関係者は、オランダのロイヤルフィリップスエレクトロニクスは以前エピスターと提携していたが、中国LED照明メーカーが赤字覚悟で市場シェア拡大に乗り出したことでコスト削減を迫られ、徐々に中国LEDメーカーからの調達に切り替えていると指摘した。

 また、米クリーは戦略提携を結んだ隆達電子(レクスター・エレクトロニクス)から第4四半期より中効率LEDを調達していること、サムスン電子が外部からのLED調達を縮小しグループ内からの調達中心に切り替えていることも、エピスターのLED照明、バックライト用出荷に打撃を与えている。