ニュース 社会 作成日:2014年11月27日_記事番号:T00054080
バイクの不注意運転がもとで交通事故を起こし、同乗していた恋人を死なせてしまった男子大学生が、自責の念から恋人の両親にひざをついて謝罪した上、賠償金の150万台湾元を支払うため、大学を休学し、軍に入隊することを決意した。
新北市に住む男子大学生(19)は今年3月9日、バイクの後部に16歳の恋人を乗せて桃園県にデートに出かけた帰り、交差点近くで前方を走っていた車を右側から追い抜こうとスピードを上げた。
そして時速60〜70キロまで上げたところで、前方の車が右折しようとしていることに気付き、あわててブレーキをかけたため転倒。恋人は道路で頭を強打し、病院へ運ばれたものの脳内出血で帰らぬ人となった。一方、命に別状のなかった男子学生は過失致死罪で起訴された。
娘を亡くした恋人の両親は当初、土下座して謝罪する男子学生に対し「なぜそんなに不注意だったのか」と責め立てた。しかし両親はその後も娘の霊前に何度も足を運び、涙を流しながらわびる男子学生の誠意を認め、6月に賠償金150万元を支払うことで和解。過失致死罪についても起訴猶予処分となった。
ただ、貧しい家庭環境にある男子学生にとって150万元という金額は小さなものではなく、彼は頭金として10万元を恋人の両親に支払った後、大学を休学して志願兵として軍に入隊することを決めた。
既に海軍陸戦隊から月給3万5,000元での入隊を認める通知を受けており、この中から毎月2万元を賠償金の支払いに充てる。このため彼の従軍契約期間は賠償金が完済できる6年間となっている。
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