ニュース 石油・化学 作成日:2014年11月28日_記事番号:T00054095
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の創業者の一人、王永在氏が27日午前、台北市内の自宅で死去した。93歳だった。28日付経済日報などが伝えた。
王永在氏は「六軽の総エンジニア」と称され、同プラントの年産額は今では台湾域内総生産(GDP)の1割を占める(27日=中央社)
王永在氏は2008年に死去した王永慶氏の弟。90年代には雲林県麦寮郷に第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)を建設し、グループの事業拡大に大きく貢献した。02年の王永慶氏引退後もグループ経営を指揮してきた。
王永在氏はグループ主要4社に実質20%以上を出資する筆頭株主である財団法人「長庚紀念医院」の董事長を務めてきた。後任には長男でグループ総裁の王文淵氏の就任が確実視されている。
グループの経営は、王氏一族の第2代と生え抜き幹部による「9人グループ」に完全に移行することになる。
一方、王永在氏は王永慶氏を上回る778億台湾元(約3,000億円)の遺産を残した。ただ、遺産税(相続税)の税率は王永慶氏が死去した当時の50%から10%に引き下げられたため、配偶者への分配部分を差し引くと、納税額は約30億元にとどまり、王永慶氏の119億元を大幅に下回る見通しだ。
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