ニュース 政治 作成日:2014年11月30日_記事番号:T00054107
統一地方選の結果を受けて、2016年の総統選挙は、国民党候補が朱立倫新北市長か呉敦義副総統(副主席)、民進党候補が蔡英文主席となるという観測が出ている。
国民党は朱市長が、今回は前回10年よりも15万6,000票も得票数を減らし、あと一歩で落選というところまで追い込まれた。しかしそれでも長年の桃園県長と新北市長の実績と、高学歴、清潔なイメージで、依然有力候補とみられている。
ただ、馬英九総統は呉副総統をより信頼しているとされ、昨年6月、現在7人いる副主席の中から「第一副主席」に抜てきした。また、朱市長は実際は新北市長選への再出馬を見送って総統候補になる準備をする意向だったものの、馬総統サイドの圧力によって立候補する上、4年間の任期を全うすることまで明言させられたと伝えられている。総統候補が朱市長になるか呉副主席になるかは、馬総統の意向と今後の党内世論の動向によって決まりそうだ。なお、呉副総統は30日、総統選への立候補について「考えたことはない」と発言した。
民進党は今回、地方選挙で過去最大の勝利を導いた功績から蔡主席が前回12年に続いて立候補する可能性が高まった。全土最高の72%の得票率で再選を決めた頼清徳台南市長も人気が高く、16年は2人でペアを組むとの観測もあったが、民進党の大勝によって必ずしも頼市長が出馬する必要性はなくなったとの指摘もある。
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