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台南市、現職頼氏が全土最高得票率【図】


ニュース 政治 作成日:2014年11月30日_記事番号:T00054110

台南市、現職頼氏が全土最高得票率【図】

 台南市長選挙は民進党の現職、頼清徳候補(55)が71万1,557票(得票率72.9%)で、国民党の新人、黄秀霜候補(53)の26万4,536票(得票率27.1%)を大差で破り、予想通りの当選を果たした。得票率は全22県市で最高で、台南市長選としても過去最高となった。頼候補の得票数は前回の61万9,897票を9万票余り上回った。


 頼候補は29日午後6時半に勝利宣言した。支持者からは2016年総統選挙出馬を求める声が上がったが、頼候補は「現在そのつもりはなく、市政に注力する」と答えた。


頼候補(中右)は、前回選挙より高い支持に感謝し、市民とともに台南を大きく前進させると宣言した(29日=中央社)

 頼候補は選挙運動期間中も市政を中断させないため、選挙対策本部を設置せず、のぼりや看板、選挙カーも使わず、投票日前夜恒例の大型集会も行わなかった。各地の民進党候補の応援に出向く余裕ぶりに対し、おごり高ぶっている、総統選挙が視野にあるなどの声もあった。

 頼候補は医師出身で、1999年から立法委員を務め、10年の直轄市長選挙で台南市長に初当選した。黄候補は国立台南大学校長で政治の素人、高齢者に対する健康保険の保険料免除など社会福祉政策をアピールしたが、民進党の地盤では全く歯が立たなかった。