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WTOの貿易円滑化協定採択、台湾GDP38億ドル増も【表】


ニュース その他分野 作成日:2014年12月1日_記事番号:T00054119

WTOの貿易円滑化協定採択、台湾GDP38億ドル増も【表】

 世界貿易機関(WTO)が27日に開いた一般理事会で貿易円滑化協定を採択したことを受け、経済部は同日、同協定が発効すれば台湾のGDP(域内総生産)を1年に38億5,800万米ドル、総生産額を55億5,900万米ドル押し上げるとの中華経済研究院(中経院)による試算を発表した。また輸出額も、32億2,600万米ドル、輸入額は27億9,400万米ドル増加するとの予測だ。29日付経済日報が報じた。

 経済部国際貿易局(国貿局)は、台湾の貿易への依存度は年々高まっており、昨年のGDPに対する輸出入総額の比率は117.5%に上ったと指摘。このため、貿易円滑化協定の発効は台湾の経済成長促進につながるとの見通しを示した。

 なお世界銀行の2014年物流パフォーマンス指標(LPI)によると、台湾での通関に要する時間は約1日、抜き取り検査の抽出率は約2%となっており、既に「円滑化」を果たしている。