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Q4成長率予測2.83%、1年ぶり3%割れ【図】


ニュース その他分野 作成日:2014年12月1日_記事番号:T00054120

Q4成長率予測2.83%、1年ぶり3%割れ【図】

 行政院主計総処が28日発表した第4四半期の域内総生産(GDP)成長率予測は2.83%で、8月時点の予測値から0.25ポイント下方修正した。昨年第4四半期以降、初めて3%を割り込む見通しだ。今年通年の予測は3.43%で0.02ポイント上方修正、来年の予測は3.50%で0.01ポイント下方修正した。29日付経済日報などが報じた。

 主計総処は今年の下方修正について、世界景気の下振れが最大の要因と説明した。また、中国のサプライチェーン台頭でICT(情報通信技術)、石油化学産業の競争が激化している上、9月から国際原油価格が大幅に下落し、第4四半期の輸出額が大幅に減少する見通しだ。ただ、原油価格下落で物価上昇が抑えられ、域内消費にはプラスとの見方を示した。

 一方、今年第3四半期のGDP成長率(確定値)は3.63%と、10月31日発表の速報値3.78%から0.15ポイント下方修正した。

 主計総処は11月から、国民経済計算に関する最新の国際基準、2008SNAを導入している。主な変更点は、▽算出方法を固定基準年方式から連鎖方式に▽研究開発(R&D)支出を中間消費から固定資本に──など。