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台湾産ステンレス価格、下落に歯止め


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年12月1日_記事番号:T00054127

台湾産ステンレス価格、下落に歯止め

 ニッケル価格の反発を受け、ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)と唐栄鉄工廠は12月の出荷価格を内需向け、輸出向けともに引き上げた。29日付蘋果日報が伝えた。

 主力製品の値上げ幅は1トン当たり1,500~2,500台湾元(約5,700〜9,600円)で、7月以来5カ月連続の下落に歯止めがかかった。7月以来の下落幅は1トン当たり2万元を超えていた。

 背景には一時1トン当たり1万4,700米ドルまで下落したニッケル価格が、最近はスポット価格で1万6,500米ドルまで回復していることに加え、中国で中小ステンレスメーカー10社余りが相次いで倒産し、需給が安定に向かい、中国の青山不銹鋼が台湾メーカーに先立ち値上げに踏み切ったことがある。