ニュース 政治 作成日:2014年12月1日_記事番号:T00054135
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は、統一地方選挙で応援していた国民党の県市長候補4人が全員落選した。1日付蘋果日報が報じた。
郭董事長(右)は連勝文候補の集会に登場した際は、応援演説者の中で最も大きな歓声を浴びていた(YSN)
郭董事長が実際に応援に立ったり、支援を表明していた国民党候補者は▽台北市、連勝文候補▽台中市、胡志強候補▽高雄市、楊秋興候補▽雲林県、張麗善候補──。
郭董事長は投票日まで台湾各地でメディアのインタビューに何度も答え、政治は経済のためにあり、経済を見据えて投票するよう呼び掛けていた。中韓が自由貿易協定(FTA)で実質合意に達したことを受け、郭董事長は中台がサービス貿易協定、物品貿易協定を早急に発効させなければ中国市場を明け渡すことになると訴え、もし自身が外資なら今の台湾には投資できないとも発言した。
郭董事長は選挙で産業界最大の敗者になったといえそうだ。IC設計、微駆科技(エクスプロア・マイクロエレクトロニクス)の呉金栄総経理は、郭董事長はこれまで投資話を持ち出し、国民党の勝利に貢献してきたが、鴻海は今や世界各地に工場があり、民意を動かせなかったと分析した。財信伝媒集団の謝金河董事長は、中国で大きな利益を上げている資本家が、台湾で低賃金に苦しむ若年層に訴えても効果はないと指摘した。
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