ニュース 政治 作成日:2014年12月1日_記事番号:T00054139
国民党の馬英九主席が統一地方選惨敗の責任を取って辞意を固めたことで、後任選びに早くも注目が集まっており、新聞各紙は有力候補として、朱立倫新北市長と呉敦義副総統を挙げている。2016年総統選への候補擁立とも絡み、後任決定をめぐる党内論議は波乱も予想される。
朱市長(前右2)。党主席への就任意向について「責任逃れはしない」と語るにとどめた(中央社)
党内には16年の総統選で有力候補となり得る人物が党主席に就任すべきとの意見があり、人気の面では確かに朱市長がリードしている。「朱氏しか国民党を救えない」(呉育昇立法委員)との声もある。
朱市長を支援するグループからは、呉副総統は党内での人間関係がぎくしゃくしており、人気が高い朱市長の党主席就任がふさわしいとの声が聞かれる。
しかし、党内では「(楽勝と思われた)新北市長選でわずか2万5,000票足らずで勝った朱市長は、新北市の地盤固めが最優先となり、総統選に出馬する確率は低下した」との見方もある。そこで、統一地方選前とは異なり、呉副総統が後任の党主席に出馬する可能性が急浮上しており、辞任する馬主席も呉副総統が後任を務めることを望んでいるもようだ。
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