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台湾経済成長、4%台復帰は困難=メリルリンチ


ニュース その他分野 作成日:2014年12月2日_記事番号:T00054146

台湾経済成長、4%台復帰は困難=メリルリンチ

 米メリルリンチ証券の台湾経済アナリスト、周奐彤氏は1日、工商時報のインタビューに対し、台湾は4%台の成長を取り戻す契機を失ったの見方を示した。

 周氏は馬英九政権が残り期間1年半に貿易相手との協定(中台協定を含む)を結ぶ確率は非常に低いと予想。2016年の総統選で民進党が政権交代を果たしたとしても、状況は変わらないと見通しを示した。

 台湾の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加盟についても、中国を刺激しないことを掲げる米国の外交戦略からみて、米国側は積極的な態度を示すことはないと指摘した。

 これらの点を踏まえ、周氏は「台湾が結ぶべき貿易協定を順調に結べば、長期的に経済成長率が過去の平均値の4%以上を回復するとみていた。しかし、現状からみて今後5~7年は3.0~3.5%の成長にとどまる」と予測した。