ニュース 運輸 作成日:2014年12月2日_記事番号:T00054153
内閣総辞職に伴い辞任した葉匡時前交通部長は1日、台湾高速鉄路(高鉄)の財務改善プランは時機を逸しており、高速鉄路工程局(高鉄局)に対して高鉄接収の準備を既に指示してあると話した。2日付聯合報などが報じた。
葉前交通部長(前中)は乗客の値下げ要望について、「もし高鉄が公営になれば、無料でもいい」と苦笑した(1日=中央社)
葉前交通部長は、財務改善プランは新内閣発足まで立法院で審議されないため今会期中の承認は困難で、来年1月に始動できない恐れがあると指摘。高鉄が来年初めに破産すれば、政府による接収しか選択肢はないと述べた。高鉄局は、もし高鉄が破産すれば、政府の接収費用は概算で3,900億台湾元(約1兆5,000億円)以上と予想している。
来年3月には、高鉄の特別株を保有する株主が同社に買い戻しを求めた裁判の二審判決が下される予定で、もし敗訴となれば買い戻しと配当支払いに計540億元以上必要となり、破産の危機に直面する。
葉前交通部長は来年のうちに高鉄は破産するとみており、留任する考えはないと表明した。
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