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創意電子、日本大手から大口受注獲得【図】


ニュース 電子 作成日:2014年12月2日_記事番号:T00054167

創意電子、日本大手から大口受注獲得【図】

 先月、横浜市に設計センターを設立したIC設計会社、創意電子(グローバル・ユニチップ、GUC)は1日、日本の大手ネットワークソリューション・プロバイダーからASIC(特定用途のために設計、製造されたIC)の大口受注を獲得し、カスタマイズしたサーバー用プロセッサーの量産、出荷を開始したと発表した。なお同プロセッサーは親会社、台湾積体電路製造(TSMC)の40ナノメートル製造プロセスで生産する。2日付工商時報が報じた。

 創意電子はまた、世界で初めてTSMCの16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスのアップグレード版「FinFETプラス」による高速コンピューティング向けASICをテープアウト(設計完了)し、来年1月に量産開始予定としている。今後、ビットフューリー、コインテラからビットコイン採掘機向け受注を獲得する見通しだ。

 なお同社の第3四半期売上高は19億2,500万台湾元(約73億円)で前期比11%増となったが、純利益は9,300万元で19%減となった。受託開発(NRE)事業の利益率低下が影響した。ただ前年同期比では158%の大幅成長を記録した。