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バス専用レーン撤去問題、柯文哲氏が態度一転


ニュース 政治 作成日:2014年12月3日_記事番号:T00054175

バス専用レーン撤去問題、柯文哲氏が態度一転

 台北市長選で当選を果たした柯文哲氏(無所属)は2日、現職の郝龍斌市長と市政課題の引き継ぎに向け会談し、柯氏は一部課題について、選挙前の姿勢を一転させた。3日付中国時報が伝えた。


柯氏(左)と郝市長(右)。引き継ぎリストは60項目に上った(2日=中央社)

 このうち、台北駅前の忠孝西路に整備されたバス専用レーンの供用が開始されず、渋滞の原因になっていることから、専用レーンを撤去すべきだとの意見があることについて、柯氏は当初、撤去を進める方針を示していたが、会談後には態度を一変させた。

 問題のバス専用レーンは、馬英九市長時代の2006年に着工され、現在の計画では16年に忠孝橋への誘導路が撤去された後、西門町・万華方面に向かう中華路に接続する形で供用を開始する予定になっている。

 郝市長の説明を受けた柯氏は「もし1~2年のうちに供用を開始するならば、撤去する必要があるだろうか」と述べ、撤去方針を見直す考えを強く示唆した。

 柯氏は会談の席上、市政運営のスムーズな引き継ぎを図るため、市政府の副局長以下を全て留任させる考えを示し、郝市長には今後も意見を求めていくとした。

 郝市長は「(17年の)台北ユニバーシアードには多くの困難な課題を生む。就任初日からしっかり準備すべきだ」とアドバイスした。