ニュース 社会 作成日:2014年12月4日_記事番号:T00054199
復興航空(トランスアジア航空)傘下の格安航空会社(LCC)、威航(Vエアー)は3日、同社初の路線となる台北〜バンコク線の今月17日就航を記念して超格安航空券を発売した。しかし、購入希望者が殺到しためインターネットの予約サイトがダウンして販売をいったん中止する事態となり、同社フェイスブックページや顧客サービスの電話窓口には苦情が殺到。初フライトを大々的にアピールするつもりが、かえって評判を落としてしまった。
台湾黒熊(ツキノワグマ)を模したイメージキャラクターも、顔面蒼白(そうはく)のトラブルだった(Vエアーリリースより)
台湾資本で2番目のLCCとなるVエアーは11月21〜30日、同社の専用サイトの特定箇所をユーザーがクリックするごとに航空券(限定1万枚)の料金を引き下げるイベントを実施した。これは、台北〜バンコク線、および来年1月6日就航予定の台北〜チェンマイ線のチケットの基準運賃を片道1,988台湾元に設定し、クリックが2万件集まれば1,888元、6万件で1,588元、10万件で1,288元といった具合に引き下げ、もし20万件を超えれば520元で販売するというものだった。
片道520元というチケット料金は空港使用料や各種手数料などを加えても往復2,055元の超破格で、話題が話題を呼んで順調に20万件を突破した。
これを受けてVエアーは3日午前10時、予約サイトでこのチケットの販売を開始した。しかし、直後より購入希望者から「サイトに何も表示されず、予約画面に進めない」と苦情が殺到。結局、開始から3時間弱で販売停止を発表する羽目に陥った。
同社は、約3時間でアクセス数が想定を大きく上回る70万件に達し、システムが負荷に耐えられなくなったと説明。謝罪を表明したが、購入希望者からは「時間を返せ」などと厳しい批判が上がった。
なお同チケットは後日改めて販売する予定だが、限定枚数を増やす、さらに値下げするなどの措置を講じ、スタートのつまずきを挽回したい考えだ。
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