ニュース 電子 作成日:2014年12月4日_記事番号:T00054219
会社更生手続きを10月に申請したタッチパネル大手、勝華科技(ウィンテック)は、3日発表した11月連結売上高が27億2,700万台湾元(約100億円)と前月比52.67%減、前年同月比67.99%減だった。材料などサプライヤーが同社向けの出荷を制限し、受注が他社に流出している。4日付工商時報が報じた。
同社は、新規受注が減少しており、既存受注の出荷も終わりかけで、今後出荷は減少の一途をたどると説明した。
同社の最大顧客は中国のスマートフォンメーカー、小米科技(小米、シャオミ)で、「小米3」「小米4」にOGS(ワンガラスソリューション)タッチパネルを独占供給し、「紅米」のタッチパネル貼り合わせも担っていた。会社更生手続き申請後、小米はリスク分散を図るため他のサプライヤーを探しており、市場観測では「小米4」の一部受注は中国の伯恩光学(ビールクリスタル)、深圳欧菲光科技(深圳Oフィルムテック)に流れた。「紅米」の貼り合わせは洋華光電(ヤング・ファスト・オプトエレクトロニクス)が受注したとされる。
一方、ノートパソコン大手のデル、聯想集団(レノボ)などからもタッチパネルを受注していたが、既存受注の出荷が終了すれば、今後は宸鴻集団(TPKホールディング)や恒顥科技(HH)に発注先が切り替えられるとされる。
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