台湾区自行車輸出業公会の統計によると、自転車の昨年１～11月の輸出額は前年同期比24.25％増の９億3,700万米ドル、輸出台数は430万9,000台に達した。通年では初の輸出額10億米ドル、輸出台数460万台の達成が確実だ。12日付経済日報が報じた。
輸出先は欧州連合（ＥＵ）が304万4,000台で全体の70.65％を占め、次いで米国を主体とする北米自由貿易協定（NAFTA）圏、日本、オーストラリアと続く。国別では英国が88万7,000台で、２年連続で最大の輸出先となった。かつて最大の輸出相手国だった米国は53万5,000台で後塵を拝した。
自転車輸出は2003年に過去20数年で最低の、輸出額５億8,200万元、輸出台数388万台を記録したが、その後持ち直し、輸出台数400万台を維持している。１台当たりの単価も03年の150.14米ドルから昨年（１～11月）は217.62米ドルまで伸びた。自行車公会では、温暖化問題による環境保護意識の高まりから、今年も自転車業界を取り巻く環境は基本的に明るいとみている。
