ニュース 運輸 作成日:2014年12月5日_記事番号:T00054233
台北市長選で当選した柯文哲氏(無所属)は4日、直轄市移行後の桃園市の初代市長に当選した鄭文燦氏と会談し、桃園国際空港に第3ターミナルと第3滑走路が完成後、台北市中心部にある松山空港を移転する構想を明らかにした。5日付経済日報が伝えた。
柯氏(左)と鄭氏(右)は河川整備や市立病院の連携などでも認識が一致した(4日=中央社)
松山空港の廃止論自体は過去にも浮上していたが、柯氏は記者団に対し、「松山空港の問題は、廃止するのではなく、場所を探して移転する必要があるという意味だ」とした上で、もし桃園空港の第3ターミナルと第3滑走路が完成せず、五股(新北市)〜楊梅(桃園県)間の高架車線や台湾桃園国際機場捷運(桃園空港MRT)で有効な輸送ができなければ、移転問題は解決できないとし、桃園市政府との協力の必要性を強調した。
桃園空港MRTをめぐっては、鄭氏が台北MRTの運営会社、台北大衆捷運(TRTC)の経験を借りたいと求めたのに対し、柯氏はTRTCが桃園空港MRTと株式の持ち合いを行うことも可能だとの認識を示した。
一方、柯氏が言及した松山空港移転論について、交通部関係者は、桃園空港第3滑走路の完成時期が2030年である点などを挙げ、「15年以内は移転が不可能だ」と述べた。
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