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TSMC来年も2桁成長へ、16ナノが貢献【表】


ニュース 電子 作成日:2014年12月5日_記事番号:T00054249

TSMC来年も2桁成長へ、16ナノが貢献【表】

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の劉徳音共同執行長は4日、同社は2015年のファウンドリー市場は12%、自社はそれ以上の成長を予測していると語った。16ナノメートルFinFET(立体構造トランジスタ)製造プロセスが成長のけん引役となり、20ナノを上回るペースで生産能力が拡大し、業界最速を更新すると述べた。5日付工商時報が報じた。

 同社の予測によると、今年の成長率は▽世界全体のGDP(国内総生産)、2.9%▽半導体市場、9%▽ファウンドリー市場、14%▽TSMC、27%──で、同社はファウンドリー市場シェアが53%と昨年の49%から拡大する見通しだ。来年の予測は▽世界GDP、3%▽半導体市場、5%──。

 同社の昨年の売上高は5,970億台湾元(約2兆3,000億円)で、今年は前年比27%増とすれば7,580億~7,600億元となり、2年連続で過去最高を更新することになる。もし来年12%以上成長すれば、売上高は8,500億元を超える。


張忠謀(モリス・チャン)董事長(左)は、半導体業界は5~10年以内にムーアの法則(半導体の集積密度は18~24カ月で倍増する)や極紫外線(EUV)露光装置などでボトルネックに直面すると予測した(4日=中央社)