ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年12月5日_記事番号:T00054250
台湾馬自達汽車(マツダモーター台湾、MMT)が6日に予約販売を開始する日本製新型セダン「マツダ3」(日本名マツダ・アクセラ)は78万8,000台湾元(約300万円)からと、同クラスの台湾生産車並みの価格を実現し、自動車市場に衝撃を与えている。輸入車販売に絞る戦略が円安進行で当たった形で、「日本製」ブランド効果も期待できるため、同社はマツダ3の第1弾販売分の1,000台は春節(旧正月、来年は2月19日)までに売り切れると予想している。5日付経済日報などが報じた。
マツダ3は輸入車販売戦略の第1弾として投入した。その価格は日系自動車メーカーに大きなプレッシャーとなる(マツダ台湾リリースより)
マツダ3は4モデル用意し、価格は78万8,000〜89万8,000元。台湾生産車の前モデル「マツダ2」(日本名・デミオ)との価格差を4万元以下に抑えた。一方、トヨタ、日産、三菱自、ホンダが台湾で生産、販売する同クラス車種は76万9,000〜88万9,000元から。許宗新マツダ台湾公関(広報)経理は、円安によりマツダ3の価格を90万元以内に抑えられた他、これまで台湾生産車に装備しなかったアクセサリーを多く搭載したと説明した。
マツダ台湾は今年7月、マツダ100%出資の直営販社を設立し、販売の全てを輸入車に切り替える戦略を取った。同社は今後2016年までにさらに4車種のフルモデルチェンジ車を導入し、18年までに市場シェア5%以上を獲得して5位以内に食い込む目標を立てている。
「台湾生産車は消滅する」
台湾自動車市場では輸入車のシェアが昨年29%に達し、世界貿易機関(WTO)に加盟した02年以降で最高を記録。今年1〜11月は32%へとさらに拡大した。背景には貧富の格差拡大による消費の二極化現象があり、富裕層による購入の多いメルセデス・ベンツ、BMWは今年、シェア8位以内にランクインしている。
ただ台湾の自動車メーカーは、政府がWTO加盟時に約束した、輸入車の関税17.5%への引き下げ(加盟前は30%)が輸入車のシェア拡大の主因だと指摘した。関税率は周辺国・地域よりもはるかに低い一方、輸入部品の税率は現在15%と当初約束した10%以下まで引き下げていない。このため自動車メーカーは輸入車を販売した方がより収益を上げられる状況で、新車開発の投資意欲に悪影響が出ているという。台湾はニュージーランド、オーストラリアのように域内生産車が消滅する恐れがあり、自動車部品産業も国際競争力を失うと警鐘を鳴らした。
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