パソコン周辺機器メーカー、群光電子（チコニー・エレクトロニクス）は、11月の連結売上高が前月比６％増の81億2,300万台湾元（約310億円）で過去最高だった。チコニーのみが組み立てを手掛ける、米GoPro（ゴープロ）のウエアラブル（装着型）カメラ新製品「HERO4」がクリスマスシーズンでよく売れているためだ。９日付工商時報が報じた。
チコニーは、ゴープロ製品の他、ネットワークカメラ、ネットワーク型ＧＰＳ（全地球測位システム）なども需要が回復。モノのインターネット（ＩｏＴ）関連製品の売上高構成比は既に30％へと昨年末の10％から拡大している。第４四半期にＩｏＴとクラウド関連製品の売上高は前期比70％増となる見込みだ。
この他、タブレット端末の影響が薄れ、ノートＰＣ市場が成長を回復したことで、同社のキーボード需要も上向いている。
証券会社は、第４四半期売上高は前期比20%増えて過去最高を更新すると予測。来年第１四半期まで受注見通しが立っていると指摘した。
