ノートパソコン受託生産大手、緯創資通（ウィストロン）は８日、高雄市の塩テイ文創基地（テイは土へんに呈）にソフトウエア製品の研究開発（Ｒ＆Ｄ）センターを設置することで同市政府と契約を締結した。同センターは2015年１月に運用を開始する予定で、約200人の雇用を計画している。９日付工商時報が報じた。
なお最近、高雄市にはオンラインゲーム大手の楽陞科技（ＸＰＥＣエンターテインメント）、石油化学大手の李長栄化学工業（ＬＣＹケミカル、栄化）、鴻海科技集団（フォックスコン）といった大手企業グループによるＲ＆Ｄセンター設置が相次いでいる。
このうち鴻海が高雄軟体科技園区（高雄ソフトウエア・テクノロジー・パーク）に設置したクラウドコンピューティング・インターネットデータセンター（ＩＤＣ）は既に運用を開始しており、現在建設中のソフトウエア開発センターについては15年末に完成、16年第１四半期に運用開始の見通しとなっている。
