ニュース 電子 作成日:2014年12月9日_記事番号:T00054298
9日付電子時報によると、10月に会社更生手続きを申請したタッチパネル大手、勝華科技(ウィンテック)は、顧客による発注先切り替えが相次いでおり、今月20日に受注が途絶え、生産が全面ストップするとの懸念が浮上している。
これについてウィンテックは、中国子会社3社は今後、生産の全てまたは一部を停止し、従業員約1万人を解雇する予定だが、台湾およびベトナム工場は稼働を継続すると表明。今後も受注獲得に向けた努力を続けると強調した。
また黄忠傑・同社財務長は、スマートフォンやコンシューマエレクトロニクスの製品寿命は短いため、既存の受注分を出荷した後、受注規模が大幅に縮小するが、全地球測位システム(GPS)などの車載用製品は製品寿命が比較的長く、継続受注が期待できると説明した。ただこうした製品は売上高構成比が非常に低いため、売上高の大幅な減少は避けられない見通しだ。
なお同社については11月、工場用水や電力料金が支払えず、稼働停止の危機に直面したとの観測が流れた。何とか資金を集め危機を脱したとされるが、経営の先行きが不透明なことから既存顧客の発注姿勢が消極化しているようだ。
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