ニュース 商業・サービス 作成日:2014年12月10日_記事番号:T00054316
老舗の茶葉販売店、嶢陽茶行(台北市長春路)など9店が台湾への輸入が禁止されている中国産の茶葉を密輸し、台湾産として販売していた疑いが強まり、士林地方法院検察署は9日、10人を密輸などの罪で起訴した。業界ぐるみの産地偽装で台湾茶への信頼は大きく揺らぎそうだ。10日付中国時報が伝えた。
起訴されたのは▽嶢陽茶行▽春茗実業▽協裕興茶葉▽永仁茶葉▽久順茶葉▽順展▽聖樺実業▽儒昌茶行▽裕昌茶葉生技──の経営者と密輸を仲介した貿易業者。
調べによると、9店は貿易業者の仲介で、安価な中国茶を「タイ産」などと偽り、2007年から今年2月にかけ、87回にわたり計2,080トンを輸入した疑い。
被告らは中国浙江省に合弁で茶葉業者を設立。台湾では中国産の緑茶、ジャスミン茶、烏龍茶の輸入が禁止されているため、茶葉をタイ経由で輸入し、通関時には「タイ産」「ミャンマー産」などと虚偽申告していた。
被告らは台湾産の茶葉の供給量が不足する中、中国産茶葉の品質は必ずしも悪くないと判断し、密輸に及んだと話しているという。
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