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作成日:2008年2月12日_記事番号:T00005432
鴻海の郭台銘董事長、4月に一線引退へ
鴻海集団の郭台銘董事長は5日、グループの忘年会であいさつし、4月1日付で経営の第一線から退き、現在12ある事業グループの総経理による集団指導体制への移行を目指す考えを明らかにした。6日付聯合報が伝えた。
郭氏は董事長にはとどまるが、「経営意思の決定に当たっては、イエスかノーかという問題にのみ答える。選択問題や質問には答えない。今後は発言はしても、功は若手に立ててもらいたい」と述べた。郭氏の発言からみて、一気に経営から退くことはなさそうだが、若手を競わせることで将来的な後継者を見定める狙いもあるとみられる。
郭董事長は今後3段階に分け、権限委譲を進める考えを示した。第1段階として、3月をめどに組織と人事の再編を行う。第2段階では今後2~3年をかけ各事業グループの独立性を高める方向で検討していく。郭董事長は第2段階の再編を「連邦制」と呼び、事業グループを発展させたグループ企業に権限を委譲していく方向性を示した。
第3段階として、グループ全体の売上高が1,000億米ドルを超えた段階で、グループを複数に分割し、事業分野別の企業グループを形成するとした。また、グループ企業のトップに関しては、内部昇進のほか、日米から優秀な人材を招く可能性も示唆した。