ニュース 電子 作成日:2014年12月10日_記事番号:T00054322
半導体メモリーの受託生産を手掛ける力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)の黄崇仁(フランク・ホアン)執行長はこのほど、来年のメモリーの需給見通しについて、「サーバーやモノのインターネット(IoT)向け需要が急増すれば、DRAMは大幅な供給不足に陥る」との見方を示した。10日付工商時報などが報じた。
また長期的な見通しについても「業界の生産能力は過去5年増えておらず、今後も大幅な拡大は見込めない一方で、需要はパソコンからサーバー、モバイル端末、IoTへと拡大しており、当分は供給不足が続く」と予測した。
なおメモリー生産の他、ロジックICの受託生産業務で、台湾積体電路製造(TSMC)や聯華電子(UMC)と競合するパワーチップの事業形態について黄執行長は「当社はDRAMメーカーでもファウンドリーでもない、世界で唯一の『オープンファウンドリー』だ」と説明。その上で「この事業モデルにより、当社は2013〜15年にかけて3年連続で利益が100億台湾元(約380億円)を突破する見込みだ」と語った。
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