ニュース 食品 作成日:2014年12月11日_記事番号:T00054345
頂新国際集団の食品大手、味全食品工業の11月連結売上高は、前月比22%減、前年同月比33.8%減の14億5,900万台湾元(約55億円)と過去5年近くで最低を記録した。11日付工商時報などが報じた。
9月の廃油ラード事件、さらに10月の工業用、飼料用油脂の食用油への転用事件を受けて、頂新集団の商品への不買運動が収まらない中、味全も販売不振に陥っている。
味全は11月、主力乳製品ブランド「林鳳営」で、1本購入すればもう1本進呈する「買一送一」の特売キャンペーンを行った結果、売れ行きが10月より若干改善したと説明した。しかし、9月以前の25億元前後の水準まで回復するのは極めて困難で、証券会社は第4四半期、台湾市場で5割以上の減収に見舞われる恐れがあると予測している。
1~11月の売上高は、中国市場でのパン事業やマヨネーズ・調味料事業の下支えによって、前年同期比8.0%減の251億7,800万元にとどまっている。
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