ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年12月11日_記事番号:T00054354
メルセデス・ベンツの台湾総代理店、台湾賓士(メルセデス・ベンツ台湾)は10日、販売・サービス拠点の新設、格上げに2018年末までに500億台湾元(約1,900億円)を投じると発表した。同社の台湾投資額として過去最大で、和泰汽車や裕隆集団など自動車大手による過去2年の販路拡充への投資総額をも上回る。高級輸入車ブランド各社の拠点充実が相次ぐ中、首位の座を守り抜く構えだ。11日付蘋果日報などが報じた。
台南市永康区の新旗艦店。高級感でカスタマー・エクスペリエンス(顧客経験価値)を向上させる(台湾ベンツ提供)
同社は10日、台南市永康区で、台湾最大規模となる敷地面積1,364坪の旗艦店がオープンした。一度に20台が展示でき、年間販売500台以上を見込む。投資額は10億元以上。海外で初めてドイツ本社のショールームの最新建築デザインを取り入れ、設備、販売、アフターサービスなど全て最新基準を満たす。
同店は、台北市北投区関渡、桃園県中レキ(レキは土へんに歴)に続く今年3カ所目の旗艦店。今後2年でさらに7カ所の旗艦店が完成し、18年までに計20拠点の新設、改装を終える予定だ。
エカルト・マイヤー総裁は、2012年下半期から販路拡充計画を推進してきたと語り、ブランド力を維持し首位の座を守ると同時に、製品ラインアップの拡充、増え続けるベンツ所有者のニーズに応えることが目的と説明した。
来年目標2万台
同社は12年12月より24カ月連続で、高級輸入車販売首位を更新している。今年1〜11月の新車登録台数は前年同期比16.5%増の1万7,513台で、高級輸入車市場の30%を占めた。既に昨年通年の1万6,730台を上回り、今年通年予測は1万8,000台以上で、高級輸入車市場の過去最高を更新する見通しだ。来年は目標2万台に向けまい進する。
台湾自動車市場では、所得格差拡大などを背景に、今年1〜11月の輸入車シェアが過去15年で最高の32%に拡大。特に高級輸入車は新車登録台数5万8,337台と前年同期比20.7%増え、市場全体の12.5%増を上回る伸びだった。
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