ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

蔡英文民進党主席、「国是会議」を提唱


ニュース 政治 作成日:2014年12月15日_記事番号:T00054386

蔡英文民進党主席、「国是会議」を提唱

 蔡英文民進党主席は13日、与野党や市民団体の代表による「国是会議」の開催を提唱した。14日付中国時報が伝えた。


蔡主席は朱立倫新北市長が主張する内閣制移行については、慎重姿勢を見せた(13日=中央社)

 過去には1990年に李登輝総統(当時)が国是会議を開き、動員戡乱時期臨時条款の廃止などで合意したケースはあるが、野党の呼び掛けで国是会議が開かれれば初となる。

 蔡主席は台湾教授協会の食事会に出席し、「(次の総統選までの)今後1年半は政局が混乱してはならず、国家を空転させてもならない。来年上半期が国是会議を開くのに最適な時期だ」と述べた。

 蔡主席は過去に「公民憲政会議」の開催を主張した経緯があるが、国是会議に吸収される見通しだ。

 一方、馬英九総統は同日、国是会議構想に歓迎の意を示し、蔡主席を総統府に招き意見交換を行いたいと表明した。

 ただ、蔡主席は14日、「国是会議は国民全体のもので、必要なのは民衆との対話だ。(馬総統と)単独で会談するならば、この段階では特に意味がない」として、馬総統の会談要請を拒否した。