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HV購買意欲が急低下、減税措置縮小・ガソリン安で


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2014年12月15日_記事番号:T00054398

HV購買意欲が急低下、減税措置縮小・ガソリン安で

 財政部が今月4日、ハイブリッド車(HV)に対する貨物税(物品税)の半額減税措置を縮小したこと、およびガソリン価格の下落を受けてHVの購買意欲が急激に冷え込んでいる。特にHV市場で80%以上のシェアを占めるレクサスおよびトヨタの両ブランド車を販売する台湾総代理の和泰汽車は、年内納車分について貨物税の一部を負担する措置を講じるなど購入キャンセルの回避に努めている。15日付中国時報が報じた。

 今後HV購入に減税措置を受けるには、価格(関税込み)が100万台湾元(約370万円)以下、排気量が3,000cc以下などが条件となるが、現在台湾で販売されている約20車種のHVのうち14車種は200万元を超える大排気量輸入高級車で同措置が受けられず、購入価格が17万〜28万元上昇する見通しだ。

 既に購入予約を済ませ、かつ納車を受けていない購入者は10万元以上を追加で支払わなければならず、和泰汽車の謝富来・広報担当は「予約をキャンセルしない方が不思議だ」と語った。

 また国際原油価格が大幅に下落し、域内のガソリン価格も低下する中、HVが強調するコストメリットも弱まっており、販売業者は「今後キャンセルが相次ぐ状況は避けられない」と悲観している。