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作成日:2008年2月13日_記事番号:T00005441
米司法省、スパイ容疑で台湾系米国人逮捕
ワシントンからの報道によると、米司法省は11日、台湾への兵器供与計画など軍事機密を中国に流出させたとして、台湾系米国人のクオ・タイシェン(郭台生)被告(58)ら4人=拘束前に起訴済み=を逮捕したと発表した。
このうち、クオ被告は米国防総省国防安保協力局(DSCA)の武器システム分析官、グレッグ・ウィリアム・バーガーソン被告(51)と共謀し、米国の台湾に対する今後5年間の兵器供与計画に関する機密資料を中国籍女性のカン・ユーシン被告(33)に手渡した疑い。クオ被告は1年半にわたり、バーガーソン被告から機密情報の提供を受け、カン被告経由で中国側に流出させていた。
13日付中国時報によると、クオ被告は、ルイジアナ州ニューオーリンズで家具会社を経営しており、戦時中に中国大陸で抗日戦を率いた薛岳将軍の娘婿に当たる。
司法省はまた、スペースシャトルなどに関する航空宇宙技術を流出させたボーイング社の元技術者、中国系米国人のドンファン・グレッグ・チュン被告(72)を逮捕したが、クオ被告の事件とは関連性がないとしている。
流出した機密資料は、台湾に今後供与が見込まれる兵器のリストを記したもので、台湾側も内容を把握しておらず、安全保障上の影響も懸念される。