ニュース 医薬 作成日:2014年12月16日_記事番号:T00054421
台湾衛生福利部(衛福部)と中国食品薬品監督管理総局(CFDA)は15日、臨床試験結果の相互認証を行うことを盛り込んだ「海峡両岸薬物臨床試験・審査合作協議」を結んだ。これにより、中台間で臨床試験がスピードアップし、新薬の発売時期が大幅に前倒しされると期待される。16日付経済日報が伝えた。
許銘能衛福部次長(左)と呉湞CFDA副局長(右)(15日=中央社)
協定は中台の医学センター(総合病院)8カ所で実施した新薬臨床試験の結果を相互認証するもので、中台間で2010年に「両岸医薬衛生合作協議」が結ばれて以来、4年間で最大の協力成果となる。
同協定は台北市で開かれた「2014年両岸企業家台北サミット」に合わせて調印された。同時に「バイオテクノロジー・健康ケア産業合作推進小委員会フォーラム」も開かれ、中台が共同で審査を行う初の新薬臨床試験として、台湾微脂体(台湾リポソーム、TLC)が提出した新薬臨床試験開始届(IND)案件が選ばれた。
また、太景生物科技(タイジェン・バイオテクノロジー)が台湾と中国でこのほど発売を申請した市中肺炎(普通の生活で発症した肺炎)用の抗生物質「ネモノキサシン(奈諾沙星)」も年内に技術審査が完了する見通しだ。
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