スマートフォンアプリを通じた高級リムジンタクシー配車サービス「Ｕｂｅｒ（ウーバー）」は、会員に対し、１回当たり300台湾元（約1,100円）を上限に２回までタクシーを無料で利用できる普及キャンペーンを17日午前６時から24時間限定で開始した。新旧会員にかかわらず、Ｕｂｅｒのアプリでタクシーを呼べば、キャンペーンの適用を受けられる。同日付工商時報が伝えた。
ただ、同社のマーケティング担当者は「キャンペーン期間中は混み合うため、待ち時間が長くなる可能性がある」と説明した上で、「今回のキャンペーンはタクシーの値上げ計画とは無関係で、今後も一般のタクシーと値下げ競争を行う考えはない」と述べた。
同社は会員数やアプリに参加しているタクシーの台数を公表していない。
Ｕｂｅｒの人気ぶりにタクシー業界は警戒感を強めており、告発を受けた交通部はこれまでに、Ｕｂｅｒが無免許タクシー（白タク）による営業を行っていたとして、18件を摘発している。
