ニュース 金融 作成日:2014年12月17日_記事番号:T00054441
交通系ICカード、悠遊カード(イージーカード)の運営会社、悠遊卡公司は16日、中国の交通系ICカード普及プロジェクト「金卡工程」の推進母体、「金卡工程城市卡聯盟(金卡聯盟)」傘下の同業、TSM平台営運公司と中台間でのカード相互利用の可能性を積極的に検討していくことで合意した。相互利用は来年中に一部で試験的に開始し、状況を見ながら拡大する構えだ。17日付工商時報が伝えた。
鄭有欽悠遊卡総経理(左)は姚冬冬TSM総経理(右)の訪問を受けた(リリースより)
TSM平台営運公司は現在、中国で杭州、蘇州、アモイ、無錫、成都、重慶、大連、天津、徐州、常州の各市、河北省、吉林省で交通系ICカードを運営しており、発行枚数は8,500万枚、年間決済額は100億人民元(約1,900億円)に達する。
TSM系カードの場合、スマートフォンに各都市の専用アプリをダウンロードし、そこにカード所持者のアカウントからチャージを行うことで、アプリが使用できるようになる方式だ。使い残した分は元のアカウントに返金したり、他の都市に移したりできる。悠遊カードとの提携も同様の方式が取られる見通しだ。
悠遊カードは将来的に海外渡航先でも使用できるようにすることを重要な経営目標としており、現在シンガポール、香港とも交渉を進めている。早ければ来年にも海外での使用が一部可能になる見通しだ。
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