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台北市の不動産仲介業、店舗当たり成約件数が過去最低へ【表】


ニュース 建設 作成日:2014年12月17日_記事番号:T00054442

台北市の不動産仲介業、店舗当たり成約件数が過去最低へ【表】

 台北市政府地政局の統計によると、今年1〜11月の建物売買移転件数(売買による建物の所有権移転登記の件数)は2万8,968件と前年同期比19.6%の大幅減となり、通年でも約20%減の3万1,601件と過去最低を記録することが予測されている。こうした中、同市不動産仲介業界では1店舗当たりの平均成約件数が年間で38件を下回り、こちらも過去最低を更新するとみられている。17日付工商時報が報じた。

 不動産市場の低迷が続く中、台北市の仲介業者は店舗の人員縮小や入居フロアを1階から2階に変更するといった手法で対応しているが、縮小に伴って一部従業員が独立して店舗を開設する動きも出ており、店舗数自体は増加傾向にある。これが店舗当たりの成約件数減少につながっているようだ。

 台北市不動産仲介経紀商業同業公会の統計によると、12月10日時点で同会の加盟業者数は過去最多の834店となっている。

 なお業界大手、信義房屋の今年1〜11月連結売上高は前年同期比25.87%減の81億5,000万台湾元(約304億円)、1株当たり利益(EPS)は65%減の1.09元となっており、不動産市場の厳しい環境をうかがわせている。