ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年12月17日_記事番号:T00054449
17日付工商時報によると、中国政府が来年元日からボロン鋼の輸出に関する13%の輸出戻し税還付を取りやめるとの観測が出ている。正式に発表されてはいないものの、事実とすれば中国製ボロン鋼の輸出コストは1トン当たり50〜60米ドル上昇するとみられ、台湾の鋼材メーカーにとって朗報となりそうだ。
通関統計によると、今年1〜11月に台湾へ輸入された鋼板は53万トンを超え、そのうち中国製のボロン鋼が13万トン余りを占めた。中国鋼鉄(CSC)によると、税還付が受けられる中国製のボロン鋼板はCSCのハイエンド製品に比べ1トン当たり50米ドル安く、台湾関連産業の秩序に大きなダメージを与えているという。
一方、ワイヤメーカーも、今年1〜9月の中国製ボロンワイヤ輸入量は8万3,000トンに上り、域内製品に比べ1トン当たり1,000台湾元(約3,700円)以上安いと指摘。税還付が取り消されれば、台湾メーカーの受注増につながると歓迎している。
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