ニュース 電子 作成日:2014年12月17日_記事番号:T00054451
液晶パネル用偏光板メーカー、奇美材料科技(チーメイ・マテリアルズ・テクノロジー)が中国江蘇省の昆山経済技術開発区光電産業園で進めている新工場の建設が、中国当局による環境および施工の安全に関する審査が長引いている影響で遅れている。同工場は7月に着工した当時、2016年第1四半期に稼働するとしていたが、同社の説明によると、現時点でスケジュールに2〜3カ月の遅れが出ており、量産開始時期は16年第2〜3四半期にずれ込む見通しだ。17日付工商時報が報じた。
奇美材料の現在の偏光板月産能力は約200万平方メートルで、今年に入って以降フル稼働が続いているが、台湾工場では現在ボトルネックの解消を進めており、来年上半期には生産能力が10%増強される予定だ。
なお同社の11月連結売上高はテレビ用パネル向け需要が旺盛なことから前月比10.61%増の13億1,000万台湾元(約49億円)を記録。12月も13億元水準が見込まれる。第4四半期通期では約38億元と前期を若干下回るが、円安による材料コスト低下、および良品率の向上を受けて利益率は上昇する見通しだ。
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