トヨタの台湾総代理店、和泰汽車の蘇純興総経理は16日、今年の業界全体の新車販売台数について、８月に予測した41万台を超え、42万5,000台に届くと断言した。17日付工商時報が報じた。
ウィッシュの特別仕様車は、来年の春節（旧正月）までに4,000台の販売を見込む（16日＝中央社）
人気ミニバン「ウィッシュ」の特別仕様車発表会に出席した蘇総経理は、11月29日の統一地方選挙終了後、一時落ち込んでいた消費者の購買意欲が再び高まってきた中、各社とも販売促進に力を入れており、12月の自動車市場は需要が急激に伸びると語った。
なお、和泰汽車は今月の新車販売で１万5,000台を目標に掲げているが、蘇総経理は人気車種のウィッシュが達成の鍵をにぎると述べた。その上で最新のスマート型支援システム「智慧行系統」を標準装備とし、さらに同システム向けに中華電信の第４世代移動通信（４Ｇ）サービスを初年度無料で提供するウィッシュ特別仕様車が同車種全体の月間販売台数を1,200台から1,500台に押し上げるとの見方を示した。
