ニュース 社会 作成日:2014年12月18日_記事番号:T00054460
台北市の高級ホテル、台北西華飯店(シャーウッド・タイペイ)がこのほどホテル内のレストラン「怡園中餐庁」で「冬の滋養料理」としてウサギ肉を使った鍋料理を提供し始めたところ、ウサギをペットとして飼う市民から強い反発を受けた。
怡園が提供するウサギ料理「私房跳跳鍋」は4人前1,600台湾元で、シャーウッドホテル公式サイトの説明には「低脂肪、低コレステロールのウサギ肉とセッコク(漢方薬として使用される植物)を使った冬に最適の滋養鍋」と記されている。
しかしこの料理に対し、ウサギをペットとしえ5年以上飼っているという女性が抗議の声を上げた。彼女は「台湾には鶏肉も鴨肉も魚もあるのに、かわいいウサギを鍋で煮るなんて」「業者は良心に深刻な問題を抱えている」などと非難し、フェイスブック上に「シャーウッドホテルのウサギ鍋をボイコットしよう」と呼び掛けるイベントページを立ち上げた。
同イベントには18日午後2時現在で約1,400人が「参加」を表明しており、一定の賛同者を集めているようだ。
しかし、彼女の抗議に対しては「ウサギがかわいいから食べてはいけないというのは他の動物に対して不公平だ」「ウサギが食べたくないなら食べなければよいだけ。食べる者を非難することこそ良心に欠ける」などと批判の声も出ている。
なお抗議が出ていることに対しシャーウッドホテルは「ウサギ肉は高雄市の養殖業者から合法的に仕入れている」と強調。「ウサギ鍋の提供を続けるかどうかは売れ行き具合によって判断する」とコメントし、抗議を理由に提供を中止することはないとの姿勢を示している。
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