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今冬一番の寒さ、26人死亡


ニュース 社会 作成日:2014年12月18日_記事番号:T00054462

今冬一番の寒さ、26人死亡

 各地の消防局の統計によると、16日夜から17日早朝にかけての気温低下によるとみられる死者は26人に上った。中央気象局によると、台南~宜蘭の最低気温は12度以下まで下がり、台中以外の平地は今冬の最低気温を記録した。18日付蘋果日報が報じた。


台北市内の温度計は、強風が吹いた瞬間に8度を記録した(17日=中央社)

 17日早朝の気温が10.8度まで下がった基隆市では、午前8時ごろ、中正公園で寝泊まりしていた女性(72歳)がトイレで死んでいるのが発見された。女性に外傷はなく、金品を盗まれた形跡もないことから低温死とみられている。

 台東県延平郷では午前5時ごろ、生後6日の乳児が呼吸、心拍が停止しているのを家族が発見。病院に搬送されたが死亡が確認された。自宅は山間部にあり、夜間の冷え込みによる低体温症が原因とみられている。

 医師は、急激な温度差で血管が収縮すると、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが高まると指摘。高血圧や慢性の心血管疾患があれば特に注意が必要で、暖かくして薬の服用時間を守るよう呼び掛けた。また、外出前に窓を開け、体を外気温に慣らすことも効果的と説明した。

 中央気象局の予報によると、19日は前線の通過で台湾全土で雨が降り、20日は再び寒気が到来する。