ニュース 社会 作成日:2014年12月19日_記事番号:T00054487
この冬一番の冷え込みが到来し、17日には公園で寝泊まりしていた女性(72歳)がトイレで死んでいるのが発見されるなど、屋外で生活するホームレスたちには厳しい季節となっている。こうした中、台北市では深夜に黒い帽子に黒い上着、白いひげをたくわえた「黒いサンタクロース」がホームレスに厚手の長袖Tシャツやパンを配る姿が目撃され、話題を呼んでいる。
この黒いサンタクロースの正体は、日ごろストリートダンスを楽しむ20代の若者約10人で、今回の行動の発起人となった陳文修さんは「ストリート文化を愛する気持ちから街で生きる人々の暮らしを良くしたい」と考えて、ホームレスたちに冬を乗り切ってもらおうと「Peace unity╱Love & Have fun」と印刷された長袖Tシャツを100着制作したそうだ。
この若者たちは、台北市西門町や台北駅、龍山寺周辺などホームレスが多く生活する場所を深夜に周り、Tシャツ、パン、飲料水を配って回っている。
最初は恥ずかしそうな様子を見せていた黒サンタたちだったが、そのうちホームレスから「本当にサンタさんか」などと声をかけられて打ち解けるようになり、中には感激の余り涙を流す相手と抱擁し合う姿も見受けられた。
黒サンタチームのメンバーの1人、鄭元豪さんは「ホームレスに抱きつかれて感謝の言葉を掛けられると自分も涙が出てきた」と語った。またタレントとしても活躍する金陽さんは「自分にとってこの冬で一番有意義な活動だ」と話した。
なお黒サンタたちの活動には、ネットユーザーから「かっこよすぎる」「台湾の未来は明るい」などと称賛の声が挙がっている。
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