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11月輸出受注が減少、iPhone出荷のピーク過ぎ【図】


ニュース その他分野 作成日:2014年12月23日_記事番号:T00054544

11月輸出受注が減少、iPhone出荷のピーク過ぎ【図】

 経済部統計処が22日発表した11月の輸出受注は前月比3.1%減、前年同月比6%増の435億1,000万米ドルだった。先月に次ぐ過去2番目の高い値だったものの、2カ月続いた過去最高更新、前年同月比2桁成長もストップした。9、10月はアップルの新スマートフォン「iPhone6」関連受注で好調だったが、11月はその反動が出た。23日付工商時報などが報じた。

 11月輸出受注のうち、情報通信製品は136億9,000万米ドル(前月比6.1%増、前年同月比16.6%増)で、過去最高を更新した。欧米のクリスマスシーズンに向け、組み立てメーカーの受注が旺盛だった。

 一方、液晶パネルなど精密機器は、27億3,000万米ドル(前月比5.3%減、前年同月比6.9%減)だった。10月は17カ月続いた前年割れを脱したが、11月はマイナス成長に再転落した。タッチパネル需要の低迷、中小型パネルの価格競争が足を引っ張った。

 地域別の輸出受注額は、欧州向けが101億9,000万米ドル(前月比7.1%増、前年同月比19.3%増)で過去最高だった。

 林麗貞統計処長は、12月輸出受注の見通しについて、原油の国際価格下落が石化製品など従来型産業の受注に不利に働き、11月と同水準にとどまると予測した。通年の輸出受注額は4,700億米ドルを超え、過去最高を更新すると見込む